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呪われた計画からの脱却 〜 呪いは「事実」で祓う 〜

呪われた計画からの脱却

計画は呪われる

事業計画、施策の計画、開発の計画、どの計画も呪われがちです。意図してか意図していないでかは別にしてなぜ計画が呪われてしまうのでしょうか。いろいろな要因がありますが、主に目に付く要因は以下です。

  • 慣習化された(大袈裟な)計画立案
  • 気がついたら大きな計画
  • 成果を独占するための計画

計画立案は承認のことを考慮したり、大きな成果を上げたい(大きな成果がでると思わせたい)などによって、過去の成功した計画を踏襲してしまいがちです。それは、市場や顧客、競合といった影響範囲よりも、自社内の理論が優先されがちであるゆえに、影響範囲の差異が後回しにされてしまいます。コンディションが合っていないにも関わらず、過去の焼き直しの計画になってしまいがちです。慣習に左右されると、楽観的な計画になりがちです。過去潤沢に合った予算や人員配置を今回も適用できると錯覚したり、過去余裕があったビジネス状況と今の逼迫した状況を見誤ったりしてしまうのです。

また、成果を大きくするには、多くの関係者の協力が不可欠です。それゆえ、多くの人を巻き込むため計画は大きく、小回りが効きにくくなっていきがちです。そして、その(大きな)計画が一度走り始めてしまったら、関係各所の手前、止まることが難しくなります。たとえそれがニーズに合っていなかったと気がついても認知バイアスもかかり、止まらなくなってしまいがちなのです。

成果を独占するためには情報のコントロールをする必要がでてきます。例えば都合のよろしくない情報は隠し、都合のよい、成果がでているような情報を過大に共有するようなことが起こりえます。単にその情報を持っているだけなのにその計画の最大の貢献者になってしまうなどもありえます。

すべてが全てとはもちろん言いませんが、特に「大きな計画」は、呪われていきます。その呪いは、成果への圧迫、現場への負担増大のような形で滲み出てきます。

呪われた計画からの脱却

呪われた計画は、はやめに対処することで、傷口を小さくすることができます。でも頭ではわかっていても止められないのが呪われた計画です。呪われた計画を止める手段はいくつかありますが、まず大切なことをこの記事で紹介させてください。

事実で殴れ

呪いなので、お祓いするのが効果的です。では、何でお祓い(殴る)のかというと「事実」です。ファクトベースで詰めていきましょう。数値化できるものはもちろん数値化しメトリクスをとります。実行計画通りに遂行しているのか、妨害要因は何か、成果見込みに変動はないかと事実を、現実を常にみつめることが大切です。

計画は進行しているけど、成果に微塵も貢献していないとか、KPI だけ達成見込みは立っているけど、KGI がまったく改善されていないなんてことは実はよくあることです。それは計画と指標のミスマッチかもしれませんが、だいたいがそもそもの計画の失敗です。特に大きすぎる計画は予測も難しいため、リスクが高くなりがちです。

事実は多面的・多元的

事実は、見る人の立場(役割・責務)によって同じものでもまったく異なったもの、異なった価値と評価になります。したがって事実を評価するには多面的かつ多次元的に意識する必要があります。

例えば、マーケティング担当にとっては KPI スコアが達成できる計画であったり、実施経過であったりしても、セールス担当のレベニューからみたら何も成果が見込めないということはよくありがちです。その計画が正しかったのか、その計画の実行が妥当なのかは、マーケティングの指標だけでは判断できなかったということになります。事実を知るには、多面的かつ多次元的なアプローチをしないと偏ってしまうということです。

計画は小さくなる

事実で突き詰めていくと、大きな計画は、自然と小さな計画の集合体に変化していきます。小さな単位で計画し、評価する方がより事実が見通せ、修正が効くからです。小さくする方法はまたの機会に。

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