はじめに
独立・開業が2018年3月なので、1年と4ヶ月ほどが経過しました。
個人事業や起業される方にとって煩雑な事務作業や慣れていない分野の処理は辛いものです。そんなときは専門特化したサービスを活用するとよいでしょう。
実際に、いろいろなサービスも試してみたり、試用してみたらドンピシャで即決してみたり、よくわからないからとりあえずはじめてみたら定着したり(もっとよいサービスがありそう)と発展途上ではありますが、なにかの参考になれば幸いです。
なお、各種、認識違いや不足、誤りなどあると思います。見つけた場合はそれとなく教えてください。まだまだ勉強の身なので、こうやってオープンにすることで、フィードバックをいただきたいというのがこちら側のこの記事の意義になります(正直に)。
開業に向けたステップ
まずは、私が開業したときの手順も共有しておきましょう。
- 印鑑発注
- 事務所契約
- 開業届け提出
- 銀行口座開設
通常は開業届けを出してから事務所契約ですが、文中に書いた思惑で事務所を開業前に審査・契約していただきました。わーい。なお、事業の所在地を事務所にする場合は、私と同様に事務所契約→開業届けとなります(私は事業所として契約事務所の住所を記載しただけなのであとで変更届でも十分だったと思います)。
開業届け
まず、何はともあれ開業ですが、個人事業は起業するよりはるかにラクではありますが、書類を揃える必要はあります。開業は、国税局のサイト を見れば揃えることができますが、まぁ、アレです。見つけにく、わかりにくい、辛い。。。とはいえ、一通り目を通しておくことはおすすめします。
[clink url=”https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2090.htm”]
そこで、やはり便利なサービスを使いたくなるわけです。はじめてなので不安が多いというのが主な理由ですね。私が利用させていただいたのは無料で使える 開業freee です。
[clink url=”https://www.freee.co.jp/kaigyou/”]
開業freeeは、質問に回答していくことで先に紹介した国税局が要求する届出書類を自動作成してPDFを出力してくれます。とても便利です。ただし、事情によっては自動出力だけでは足りない項目もありますので、それはPDFに追記をするか、印刷して手書きで追記しましょう。
また、開業届けの控えはかならずもらうようにしましょう。開業届けを郵送で行う場合は、かならず控えを返信してもらえるよう返信封筒に切手を貼って同封するようにしましょう(私は直接届出に行きました。その足で銀行口座を開設したかったので)。
また、後述のように事業用の印鑑も作成しておくことをおすすめします。要は押印が必要になります。
開業freeeには、ほかにも特典があります。個人事業主向けのクレジットカードの発行やジャパンネットバンクの口座開設がしやすくなるなどありますので、チェックしておきましょう。
印鑑
印鑑は、代表印、銀行印、角印がほしかった(形から入る的な)ので、印鑑本舗で購入しました。
[clink url=”https://www.inkan-honpo.com/”]
印鑑本舗にした理由は、キャンペーンで、開業セットみたいなのがお安くなっていたからです。前述の3つの印鑑、押印マットをかねたケースが付いていました。またフォントが選べたので、屋号と名前からしっくりくるものをサクッと選択できました。
銀行口座
個人事業主で、事業用の口座を開設するのは必須ではありませんが、クライアント様に個人口座に振込いただくのは心苦しい(というかカッコ悪いと思ってしまった)のと、事業のお金の流れを明確にしたい(プライベートと混ざると危険!)ので事業用の口座を開設しました。
メインバンクは、三井住友銀行さんです。口座の開設には、開業届けの控え、身分証明書(運転免許証など)、開設する口座の銀行印が必須です。個人事業用の口座については銀行や支店によっても対応が異なるようですが、わたしは即日開設することができました。事業の実態を示すようウェブサイトのページを印刷して持参しましたが、見せる機会すらありませんでした。
なお、個人事業の口座名義は、屋号にはできません。「屋号+個人名」は可能です。
あと、デビッドカード機能は個人事業主では付加してもらえませんでした。あったら便利ではありましたが、マストではないのでよしとします。
※銀行口座の開設にはサービスは利用していませんが、ついでなのでここに書いておきました。
事業所
事業所は自宅でよい場合は自宅で構いませんが、私は、都内ですが、都心にでるには少し時間がかかるところに住んでいるため、自宅の他に都心に事業所が欲しいという事情がありました。
当初は、バーチャルオフィスで検討しており、調べていくうちにフリーデスクが必須となり、最終的に今の形態(結局個室を借りています)に落ち着きました。なお、オフィスのそれぞれの違いを簡単に紹介しておきます。
- バーチャルオフィス
住所を貸してくれる。ウェブサイトや開業届けなどに利用できる(※別料金や不可のところもあるので注意) - フリーデスク
住所利用の他、共有の作業スペースを貸してくれる(※別途料金がかかったりするところもある) - 個室
住所利用の他、個室を占有できる。個室といってもパーティションで区切られているだけのところなども多い
私は、これらすべてに対応しており、各拠点のフリーデスクも利用できるアントレサロンを選択しました。アントレサロンの最大の利点は、プランを月単位でフレキシブルに変更できる点です。最初はフリーデスクプランで契約し、その後に個室プランに変更をしました。その後、2018年10月に 12 SHINJUKU に移転をしています。
[clink url=”http://12shinjuku.com/”]
クレジットカード
事業運営編でもいいのですが、開業段階でクレジットカードも取得しましたので、ここに書いておきます。クレジットカードは、開業freeeの特典のfreeeライフカード(ゴールド)を取得しました。流れの中で契約できるのでクレカが必要な人はこれでOKです。もちろん、引き落としの銀行口座は、事業用の口座を指定します。
[clink url=”https://www.freee.co.jp/finance/card/lifecard/”]
以上が、【開業編】です。次に、【事業運営編】を書きました。合わせてご覧いただけると嬉しいです。
[clink url=”https://www.evangelism.jp/2019/09/services-of-my-journey-for-running/”]